2005年08月11日

僕等の未来

先週末からの衆議院解散の一連の政治の流れを見ていて、
なんだか脱力感を覚えた。

あくまで一個人としての個人的な意見であるが、
感じ・考えた結論はこうだ。
 ・小泉さんが最も論理的
 ・国政という枠で政治をしているのも小泉さん
 ・二院制の意義


その理由はこうだ。



今回の衆議院解散に至る過程でおかしな点は以下の通りだ:

小泉さんは総理大臣になるずーっと前から郵政民営化を主張し、
自民党党首になり、首相就任後はそれを第一の公約に掲げてきた。
その自民党の公認を貰って先の参院選で当選した議員が反対に回った
ということは、その議員の目的は参院選の当選することであり、
政策関係なしで当選に最も有利だった自民党を選択したという近視眼的
な視点で国政に関わって、しかも税金を貰っている人であるということ。
特に、小泉さんから引退を勧告された元総理大臣の息子議員が、
絶妙のタイミングで郵政民営化の反対を表明したことは、
個人的な遺恨の復讐としか映らない。
多くの国民の支持を下に国政に携わる人の意識と行為としていかがなものか。

こういう風に考えると、やり方はいろいろあるにしろ、信念と公約を貫いて
いるのは小泉さん。
反対票を投じた自民党議員を次回公認しないという態度も当然。

森前首相の週末の説得や、罷免された島村農相の閣議での解散反対の行為をはじめとする、
一連の政治家の行動は、旧態然とした“調整の政治”である。
国の将来という長期的な視点に立ったものではなく、
いかに自民党の勢力を保つか、与党でいるか、
という近視眼的で利己的な態度であると映る。
しかも、彼らはそこで説得したからといって、小泉さんが態度を変えるとでも、
ちょっとでも思っていたのだろうか。
「テロには絶対に屈しない」というゲーム理論の視点からすれば、
小泉さんが考えを変えるという選択肢は絶対にありえない。
もし小泉さんが態度を変えれば、
“小泉さんは説得すれば何とかなる”“郵政民営化は本気でない”
と思われるから、小泉さんにとってまったくメリットがないからだ。

現在の国会議員のいったいどれくらいの議員が“調整の政治”をしているのだろうか。
彼らはそういう環境でしか議員をやってこなかったから、それしか知らない。
政治はそういうものだと思っているのかもしれない。
また、それをマスコミも助長しているようにも思えるし、そう解釈できる発言が垣間見える。

また、おかしなことに、今回の法案は参議院で否決されたにもかかわらず、
衆議院が解散された。
結局、9月11日の衆議院選挙が終わったとしても、参議院で反対した議員が
賛成に回らない限りにおいて法案は通過しないのだ。
おかしな仕組みだ。
それでも敢えて衆議院を解散する意義があるのは、国民が郵政民営化に対して
どういう考えを持っているか、民意を問う選挙になるからだ。
郵政民営化をはじめとする、小泉さんの掲げる公約や信念は、国や国の将来の
ことを考えているものであるという自信の表れであると映る。

日本は確かに現在経済的・物質的に豊かな状況であるが、
将来においては豊かである保証はまったくないし、そう思わせる根拠となるものもない。
僕らの未来は、財政問題、年金問題等、長期的な視点で対策を立てなければならないものばかりなのに、
近視眼的で利己的な政治家と官庁の“調整の政治”で、問題を先送りするばかり。

 ちっ(怒った顔)Sustainableじゃないんだよ!

僕ら国民も、そういう目で今回の選挙で意思を示さねばならない。
他人事ではない。
だがしかし、小泉さん以外に、長期的な本当の意味での国政の視点で発言・行動できる政治家は、自民党にも自民党以外にも、どこを見渡してもいないのは残念だ。


最後に、今回の衆院選挙でどのくらいの税金が使われるのだろうか。
“調整の政治家”“当選することが目的の政治家”が再選するなら、
税金の無駄遣いだ。
それこそ、財政問題の債務返済や、世界で貧困にあえいでいる人たちに寄付したり、
自然環境保護のために使って欲しい。
税金を無駄にしないためにも、きちんとした視野を持った政治家に出馬して欲しいし、
僕らも見極め、投票所に足を運ばなければならない。

と、曇り空を見上げて思った。


posted by とものしん at 00:34| 東京 🌁| Comment(3) | TrackBack(1) | 想う | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「日本国初代大統領を目指せ!」へのコメントありがとうございました。

今回、政治を、日本を変えるためのすごく大きなチャンスだと思います。
ぼくは、小泉さんをそんなに評価はしてないのですが、このチャンスをくれた事に対しては、感謝しています。
投票率が高くなるといいなと思いますね。
Posted by 貧民(日本国初代大統領候補) at 2005年08月11日 17:37
 小泉の郵政民営化には賛成。地方自治体が指定管理者制度などで、一生懸命財政難を乗り切ろうとしているのだも、国は率先して民営化できるものはやってくれなきゃ。
 でも、彼の靖国参拝、自衛隊のイラク派遣、憲法についての考え方…には首を傾げる。
 郵政問題だけの国政選挙なら小泉に入れるけど、抱き合わせにくっついているものが、気になって仕方が無い。
 それにしても、自民党ってどうなってんの?郵政民営化を叫んでいる小泉を党首に選びながら、いざとなると、造反するやつが、イッパイ。小泉も頭にくるのがわかる。
 もっと他の選択肢が欲しい!!と思ってら、出ましたね。長野の山から…。マニフェストを早く出して欲しい。
Posted by SAY at 2005年08月22日 14:55
 SAYさん、コメントありがとうございます。

 私がこの記事を書いた頃(と言ってもたった10日程前)は選挙の焦点がぼんやりしていましたが、ようやく出揃いましたね。民主党は順番までつけちゃったりして。
 私もSAYさん同様、郵政民営化には賛成で、他の構造改革を推進する上での試金石と思っています。がしかし、それ以外については賛同できません…。
 自民党以外の選択肢についても、妙なところで政策の差別化をしているだけで、似たり寄ったりという感が否めません。

 と思っていたら、刺客だの、新党だの、挙句の果てには●●エモンだの、ヤッ●ーだの…、正直シラケてきてしまいました。マスコミの対応にも問題がないとはいえません。
 人気取りだとか、老害集団はもう要りません。必要なのは僕等の未来について長期的視点で、真剣に考えていってくれる人なんですけどね。
Posted by とものしん at 2005年08月22日 22:47
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Excerpt: 公務員が職務に関することで、法律を侵した場合、その罰は民間人の3倍にする。 そういう法律ができないものでしょうか? こういうことをしていかないと、公務員の犯罪は少なくならないと思います。 不祥事を起こ..
Weblog: 日本国初代大統領を目指せ!
Tracked: 2005-08-11 11:46
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